イギリスのカツカレー

カツカレー警察マンチェスター署パトロール隊員を勝手に自称しています。
かれこれ2〜3年ほど前からイギリスで「カツカレー」というただのカレーが出回っていることにお気付きの在英邦人の方も多いと思います。
カリフォルニアロールやスパゲティナポリタンはじめ、各国でローカライズされたエスニック料理はたくさんあり、それらを否定するつもりは毛頭ありません。むしろ独自の発展を遂げる逞しさや国際性には感心します。
しかーし!
カツカレーだけはいまだ納得がいきませーん!
だってカツが入ってないんですよ。詐称ですよ、カツなしカツカレーは。天ぷらのない天丼、油揚げのないきつねうどんと同じ。なんならハンバーグのないハンバーグ定食に準じます。イギリス人に分かるように言えば、卵の入ってないスコッチエッグ、ソーセージのないソーセージロールでしょうか。甚だinsultingです。
イギリスでイギリス風にアレンジした日本のカレーが出回るのは大いに結構なのですが、カツなしカレーをカツカレーと呼称するのには抵抗感しかありません。それならただの「カレー」とするか、もしくはまるで別の名前を付けろ。ペティションでも募りますか。朝から熱くてスミマセン。

2021年9月 追記
ストリートフードが注目され人気になり、自店で調理せずストールを設けてディーラーを定期的に替えるというマーケット形式をよく見かけるようになりました。ストリートフード、群雄割拠の時代に入ったような感じすらしますね。
そのような中でエスニック系は人気なのか、特にアジア系料理をよく見かけます。同様にナンチャッテ日本料理も。
カツカレーもスシもベントーもラーメンも自分が知っているものとなんだか少し違うような気がすることが多いのですが、最近は「きっとイタリア人はビザハットやドミノを見てこんな風に思ってるんだろうな」と想像し、日本食についても諦めの境地に入りつつあります。

Price:
Food:
Service:
Family Friendly:
Tourist Friendly: