帽子と水銀

日本でもジョニー・デップの新しい映画『Minamata(水俣)』が公開されたようですね。
この映画、九州の水俣で起こった水銀中毒をカメラで追いかけた写真家ユージン・スミスの物語です。ちなみに彼の奥さんは日本人。

2010年、ジョニー・デップは映画『アリス・イン・ワンダーランド(不思議の国のアリス)』で、帽子職人のマッドハッター(mad hatter)を演じました。
19世紀のイギリスの帽子工場では、繊維を加工するために水銀が使われていて、その毒から工場勤務の人達の中に精神疾患になる人があったそうです。それで「mad as a hatter(帽子屋のように気が狂っている)」という英語の言い回しが出てきたそうですが、そこにmad hatter(頭のおかしい帽子屋)の名前の由来があるという説があります。
水銀中毒は、日本だけの公害ではなかったのですね。

イギリスの帽子工場の水銀中毒とMad Hatterについては、マンチェスター郊外のストックポートにある帽子の博物館で、詳しく説明されています。

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