年末のことになりますが、タウンホールの時計塔ツアーに参加してきました。
時計塔だけでなく、タウンホール全体の歴史についてのガイドもあって、とても興味深かったです。
床のタイルの柄は、かつてのマンチェスターの一大産業だった綿花や、その時代に忙しく働く人達のイメージを表した働き蜂がデザインされています。マンチェスター人が働き蜂のようだったなんて・・・今ではちょっと想像しにくいですね。笑
タウンホールは三角形で、屋内には3つのらせん階段があり、それぞれEnglishとIrishとScottishと名付けられてます。資材を調達してきた場所にちなんでとのこと、残念ながらWales産のものはなかったそう。
このタウンホール、実は映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の撮影舞台にもなったそうです。メリル・ストリープ、マンチェスターに来てたんですね!
しかし、リベラルが多数派のマンチェスターでバリバリ保守のサッチャーさんの映画を作るとは、なんという皮肉・・・。
さて、時計塔ですが、眺めは最高!
ちょうどクリスマスマーケットをしていたので、屋台やサンタクロースが真上から見ることができ、珍しい視点からの街を見る事ができました。また、毎時のベルの音を真下で聞く事ができ、その音の大きさに全身が文字通り揺さぶられました。ちなみにこのベル、近くのミッドランドホテルの宿泊客から苦情が来て、夜中は鳴らさないようにしているだとか。また、このミッドランドホテルですが、通りかかった方はお気付きかもしれませんが、とても豪奢な建物です。戦時中、ヒトラーが「美しいので爆破しないように」と指示したという噂もあるような。
この時計塔のツアー、常時開催ではありませんので、こまめに開催期間をチェックして、是非参加してみてください。