MBA留学~準備(体験談)

仕事を辞めて貯金を崩しながらバックパックを背負って世界一周旅行をしている最中、「ぶらぶらしてるならMBAでも行ってみれば?」とアメリカ人の友達にそそのかされたのがある年の9月中旬。月末に日本に戻り準備を始めました。
学校は、日本語圏もしくは英語圏ならどこでも良かったのですが、アメリカのMBAは2年かかること(長期間になるとその分費用が嵩む)、日本の大学院は面接試験があるということで、1年で課程が終わり且つ申請は全てオンラインで出来るイギリスのMBAを選びました。

【10月初旬】
まずは必要書類集めです。下の4種類の書類(英文)が、イギリスのほとんどの学校で留学希望者に対して必要とされています。さらにGMATのスコアを必要とする学校もありますが、私はGMATの勉強をしたくないのでそういうところは選択肢から外しました。

1. 英語力証明書(IELTS)
直近で受験可能なタイミングで申し込みました。受験まで1ヶ月なかったと思います。IELTS初受験、イギリス英語のリスニングには全く自信が無かったので、「7日間完成・模擬テスト」というようなテキストを買ってリスニングテスト用のCDを聞きまくりました。リスニング以外は、2日前に7日分を一気に片付けました。受験後、そのテキストがスコア6.5獲得をターゲットにしたものだったと気付いて自分の間抜けさに笑いましたが、結局1回目でスコア8.0だったので結果オーライです。一番苦手としていた英英語のListeningで8.5も取れていて、自分でも驚きました。ちなみに、それまでに受けたことのある英語テストは、日本での勤務先で受けさせられたTOEIC 980点です。

2. 大学の卒業・成績証明書
大学にメールで連絡し、PDFと念のため郵送で証明書を送ってもらいました。費用さえ払えば、直ぐに対応してもらえるはずです。

3. 志望動機書
大した志望動機は無かったので、あまり深く考えずにA4で1枚分書きました。

4. 推薦状2通
日本で勤めていた外資系企業の元上司(フランス人)と元同僚(アメリカ人)にお願いして書いてもらいました。また、念のため大学時代の恩師にもお願いすることにしました。学部のアドミンに自分の卒論担当教授の連絡先をメールで問い合わせましたが、残念ながら既に定年退職されていたということで、代わりの教授を紹介してくださいました。その教授のクラスは2つほど履修しましたが成績が良かった記憶がなく、どんな推薦状になるかドキドキしましたが、その辺はアメリカ人らしく大いに盛っていただけました。元同僚からの推薦状もですが、アメリカ人は歯の浮くような褒め言葉を溢れんばかりに盛り込んでくるので、推薦状を書いてもらうには最適です。

4. 履歴書
欧米式の履歴書です。特に決まったフォーマットは無いので、ネットで拾ったフォーマットに合わせて作成しました。

【10月~11月】
IELTSのスコアを待っている間に、学校選びです。
地方の大学卒業後の就職活動時、「その学校、どこにあるんですか?」と散々聞かれた苦い経験から、海外の学校は日本でも名の知れた大都市にある所でなくてはというのが持論でした。
エクセルに、学校名・所在地・学費・寮費を含む一覧を作成し、イギリスの都市部にある大学院を書き出しました。私費留学なので絞り込みの優先順位は、やはり学費と寮費。それで、地方都市のほぼ15校くらいを現実的と判断しました。やはりロンドンは資金面で難しく、いくつかアプライしオファーはもらえたもののさっさと諦めることになりました。

IELTSスコアの後出しOKな学校には、早速書類を送信して出願しました。
1~3週間でConditional Offer(条件付き合格)が届き、学校が定めるスコアが出次第Unconditional Offer(無条件合格)を出すとのことでした。

【11月以降】
11月下旬にはIELTS のスコアが届き、残りの大学院にもオンライン申請をしました。
早いところで10日ほどで返信がありましたが、ほとんどの学校から年内に返信があり、年末年始の間で学校のホームページを見ながらどこの学校にしようかをゆっくり考えました。

進学を思い立ってから学校決定まで、だいたい3ヶ月かかったでしょうか。
情報収集は主に各大学のホームページでしたが、補足資料としてブリティッシュカウンシルに行き学校のパンフレットも集めました。
自分は大学が海外だったこともあり、有利な点がいくつかあったと思います。それを差し引いてもMBAの申請自体は難しいことではないので、興味があるなら躊躇せずに思い切って踏み出すと良いと思います。IELTSの受験料と大学の成績・卒業証明書以外は無料ですし、オファーをもらってから現実的にどうするかを考えても手遅れではないと思います。The sooner the better!

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