Central Libraryで開催中のManchester Hip Hop Archiveの展示を見てきました。
サッチャー政権の80年代、イギリスは深刻な不景気に悩まされ、産業はブルーカラーからホワイトカラーにシフトしていきました。産業革命発祥の地マンチェスターではもちろん工業が盛んだったのですが、工場閉鎖で失業する人が急増したそうです。そういった理由もあり、マンチェスター界隈ではいまだにサッチャー元首相は極めて不人気です。
そんな暗澹とした時代の雰囲気の中、ニューヨークのストリートから始まったヒップホップがマンチェスターの若者達に受け入れられたのは、何の不思議もありません。
産業革命や人権運動かマッドチェスターで語られがちなマンチェスターの歴史ですが、80年代のストリートカルチャーが網羅してあるこの展示では、都市の別の興味深い一面が垣間見られます。
ちなみに、80〜90年代にアパレルの仕事をしていた友達が、この展示に衣料の提供をしています。
期間は9月18日まで、入場無料です。ぜひ見に行ってください。